HOME > WEB MAGAZINE > 編集日記#3「ずっと使いたい わたしだけの家具づくりガイド」



わたしたちの「願い」を、撮影しました。


転居前の家は「片付けづらい、家族全員が集まりづらい、台所仕事がしづらい」。
2番目の子どもが生まれた頃から、この3拍子をずっとなんとかしたくて。
やっと、読谷村にある海岸近くの外人住宅を契約したのは2015年夏のこと。
はじめは床板がなく、壁はぼろぼろ。
でも、わたしたちはその家がよかった。

光の入り方や、入った時の空間の広がり。
草ぼうぼうでもちょうどよい広さの庭。
やってみなければわからないけれど、わたしたちにとって、
中と外の条件が、案外そろっているように見えたのです。

編集中の冊子では、この新居でコツコツとつくってきたことを、
「自分にあった心地いい空間づくりをどう考えればいいの?」と
考えていらっしゃるみなさまのお役に立つ形で、お見せしたいと考えています。


撮影の日は久しぶりにピカピカに晴れた2月末の日曜日。
「家の古さを生かす雰囲気」
「お互いの顔が見え、会話が生まれる空間」
「子供が自分で整理整頓できるスペース」
など、新しい家で実現してきたテーマに合わせて順々に撮影していきました。

ですがざっと28カット、とても全部は載せきれない。
そこで、「載らなかったけど、載せたかった写真と思い」をここでいくつかご紹介します。

家の古さに合わせて、
もともと好きな古びた雰囲気にしたかった。
置いている家具も映えるように、壁は白がいい。
ペンキも自分たちで塗りました。

玄関窓のすりガラス。
自然な光が入ってくるのを期待して。
昭和のおうちがイメージです。
子どもたちは、この玄関のちょっとしたスペースも
遊び場として気に入っているみたい。

はじめ「必要ない」と思っていた
収納棚を兼ねたカウンター。使ってみると、
目隠しと、家族全員で家事をするスペースの
両方でとても役立っています。

ちゃぶ台のあるくつろぎ空間。
友人知人を招いた時に、
いきなりリラックスできる感じが理想。
人数が増えたらボンボン椅子を置きます。



このようなものを撮影している間、子どもたちにも出たり入ったり、
スムーズに協力してもらって、なんと2時間で撮影が終了。


改めて、この本のためにテーマを設けて撮影することで、
私たち個人の願いはもちろん、家具づくりや、around the table を通して得たものが、
浮き彫りになりました。
同時に、「ああ、お店を続けてきてよかった」とも。
これで、きちんとお客様にお伝えすることができると思いました。
 

ここでの暮らしは始まったばかり。
撮影した日からすでにもう、ああしたい、こうしたいが生まれています。
その願いを持ち続け、またコツコツと心地よい暮らしの完成系に近づけていきたいです。

今回の引越しで、叶えたい願いはたくさんありましたが、
「お互いの顔が見え、会話が生まれる家」は、とくに実現したかった。
次回は、そのテーマについてさらに具体的に
「冊子に載せきれなかった発見」をお伝えしますね。
どうぞお楽しみに。