HOME > WEB MAGAZINE > 「古い食器市。」によせて


開催中の「古い食器市。」、店頭では見ているだけでも楽しく、
「これ?どれくらい前の食器なんだろうなぁ」と想像してしまう品がたくさんならんでいます。
ただ、今回では、「懐かしい」とか「レトロ」ということを楽しむそのことだけを
提案するのではないと思っています。

ヨーロッパ古着のデザインが、今の時代に新鮮に映るように、
生活の道具である食器でも、「ある時代のふつう」が「今の新鮮さ」になることもあります。

みなさんもお気づきのことかもしれませんが、最近の洋服や雑貨の流れを見ていても、
「今年はコレ!」という大きなトレンドがあるというより、ひとりひとりの価値感に従い、
新しいもの、古いもの関係なく、自分らしい、自分だけのモノ選びの良さが
語られるようになってきています。

たとえば、そのモノがかつての大量生産品だったとしても、
「今この瞬間には、とても珍しく感じられる」そういう目でモノを選ぶことで、
自分にとって心地よいくらしを作っていく喜びは増すのではないか?
そんなことを考えていく期間にしていきたいと思っています。

もうひとつ、今、あらためて皆さんに共有したいと思っていることがあります。
それはIndigoが開店以来大切にしていること。
実はIndigoのホームページにも、開設以来ずっと掲げている理念です。

Indigoホームページ「Indigoについて」

古いけれど今でも愛着が持てて、普段づかいもできる生活の道具に帯びた、
「使われ続けてきたことで増していく輝き」。
それはIndigoオリジナルの家具がお手本にしているものでもあります。

モノは作られた時が「完成の時」ではなく、
ひとが使っていくことで育っていく、使われ続ける限り「まだまだ完成ではない」、
そう思うと、ひとつひとつのモノがなおさら愛おしく感じられる。
そんなことを、新テーマの空間の中で、そして日々の発信の中で
皆さんと一緒に考えていきたい、そう思っているのです。
古くから在るモノたちの輝きを感じに、ぜひ、お店にも足をお運びください。