HOME > WEB MAGAZINE > 「1ROOMからできる暮らしの空間大改造」#8

今回のテーマもいよいよ終盤、ラスト2回です。
これまで、一部屋から、ガラっと印象を変える空間づくり提案をお届けしましたが、
「我が家は賃貸物件だから、なかなか大掛かりなことは…」というように
お考えになるかたもいらっしゃるかと思います。
確かに、「現状復帰」が前提の賃貸物件ですと、
「ガラッと変える」には、少しアイデアが必要そうです。

そこで今回は、実際の賃貸物件をケースに、
「壁に穴やキズをつけずに、どこまで印象を変えることができるか?」、
Indigoの得意とする「オーダー家具」「古材家具」「古物雑貨のコーディネート」を
組み合わせて検証してみました! どうぞご覧ください。

まずは「テーマを決める」
どんなことを感じて過ごせる部屋にするか


今回、イメージを作り変え、心地よい空間を作り出したいお部屋はこちら。

すっきりとした部屋ですが、
住んでいるかたも「どことなく無機質な印象」を持っていて、
今回の改装で、もう少しリラックスできる、
暮らしの価値観が反映されたお部屋にしたいという
希望を持っていました。

事前のやりとりの中で出てきたキーワードは「海を感じる暮らし」。
時間ができると、自宅からほどちかいビーチにでかけ、
旅先でも「海を近くに感じられるとリラックス」するという話から、
空間づくりの柱となる、テーマが見えてきました。

常に目に入る「大きな面積の部分」の印象を変える

まず最初に決まったのは
こういったつくりのおうちも多いであろう
部屋の中心に位置し、常に家族が集まる位置にある
「キッチンのカウンター面」のイメージ変更。

とはいえもちろん、クロスの張り替えなど大きな造作はできません。
そこで採用されたのが・・・
「L字型の構造をいかして、自立するカバーを作る」というアイデア。
(設置のプロセスを下のスライドショーでご覧ください)

カウンター上にもともとあったスパイス棚は、
雰囲気に合わせてあらたに、ベストサイズで作った古材棚に置き換え、
ずいぶんと印象が変わりました。

こちらが “Before”

そして “After”

     

テーマを表現する壁面を、キーアイテム中心に大胆に飾る

次に手をつけたのがソファまわり。
ちょうどソファの張り替えを検討されていたこともあり、
今回の空間づくりに合わせて、
赤っぽいレザーから「海を感じる」青いファブリックに変更。

そしてここで、壁面に「海」を感じるアイテムを飾っていきます。
まず今回、キーアイテムは沖縄の海で実際に使われていた「サバニ船の櫂(オール)」。
(人によっては、ここはサーフボードなのかもしれませんね!)

このアイテムを中心に
迫力満点の枝をオブジェのように使い、
額装した海の写真など「いつも見ていたい」と思えるものたちをセレクトし、
コーディネートを仕上げていきました。

ちなみに、壁面の額類は、
「あとが残らない強力両面テープつき」の市販のフックなどを使い、
穴やキズが付かないように配慮しています。

こちらも“ Before ”


そして“ After ”

     

無機質な窓際の印象を、
「手のかからない、育てやすいグリーン」を大幅に増やして変える

以前のテーマで扱ったこともあり、
Indigoの空間づくりに欠かせない要素となっている「グリーン(植物)」。
「ちょっと多すぎるかな」くらいを集めるとだいぶ印象が変わります。

ただ、量を増やすと気になるのが
「お世話がたいへんではないか」「枯らしてしまわないか」ということ。

オススメしているのは、比較的手のかからない、
「多肉植物」「エアプランツ」「ドライもの」を
混ぜて量感を出すこと。

今回もこの3種を交え、あとはジャスミンのツタを
天井に向けて這わせるというアイデアで広がりを演出しました。


多肉やエアプランツを混ぜて


動物モチーフの小物を合わせると、動きが生まれます


ドライは瓶に入れるなどして表情を出しました

     

すでにあるスペースや
手持ちの雑貨に別の役割を与えることで、楽しく、自由に

今回は「飾る」だけではなく、窓際のデッドスペースに合わせて
古材の棚をあつらえたり、「もう処分を検討していた」という
古い保存瓶をサボテンの鉢として使うなど、
「もともとそこに在るもの」を生かして、
あたらしいイメージを作る材料にすることにもチャレンジしました。


古材棚でまるでもとからあったようなスペースに


あらなたな役割を与えられた保存瓶たち


いかがでしたか?
賃貸物件だからと諦めず、アイデアを凝らすと
ここまで印象を変えることができるのか、と私たち自身も気づきの多い実験でした。

次回は、いよいよ今回のテーマ最終回。
テーマを締めくくるにふさわしい、Indigoとしても新たな試みについて紹介します。
お楽しみに!